凍結乾燥機の真空ポンプのオイル交換

オイルの品質は重要

フリーズドライ機に付属のポンプは、食品チャンバー内に負圧を発生させるために高品質のオイルを使用しています。オイルはフリーズドライ工程の性能に影響を与えるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。既存のオイルをろ過して再利用するか、新しいオイルに交換するかを選択できます。

オイル交換時期

最適なパフォーマンスを確保するには、定期的にオイル交換を行う必要があります。

• 標準ポンプ: 3 ～ 5 サイクル後、またはサイトグラスに濁りが見られる場合は、オイルを濾過または交換します。
• 工業用ポンプ： 30バッチごと、または乾燥1000時間ごとにオイルを交換してください。また、バッチごとにデミスター内のオイルを排出し、ポンプのオイルレベルを監視してください。

注：オイルが黄色くなっていても透明であれば、まだ使用できます。食品の色素によってオイルの色が変わることがありますが、効果には影響しません。ただし、食品から出た水分がオイルに混ざって濁っている場合は、オイルを交換またはろ過する必要があります。

石油オプション

ポンプのオイルをメンテナンスするには、次の 2 つのオプションがあります。

1. 新しいオイルとの交換: JB Black Gold 真空ポンプ オイル、Robinair 高真空ポンプ オイル、または粘度 ISO 40-60 の真空ポンプ オイルなど、推奨ブランドの新しいオイルを選択してください。

   Diaryland真空ポンプオイルは、標準オイルポンプ専用です。耐腐食性に優れ、ポンプ内部を清潔に保ちます。これにより、標準ポンプを開けて内部を清掃する必要がなくなります。

2. 使用済みオイルの濾過:濾過後にオイルレベルが低い場合は、新しいオイルを補充します。

オイル交換の手順:

1. オイルフィルターのセットアップ

   • 底にプラスチック製のピッチャーを使用してオイル フィルターをセットアップし、その上にスチール メッシュ、紙フィルター、ティッシュ ペーパーを複数重ねて置きます。
   

2. オイルを抜く

   • 標準ポンプの場合は、ボールバルブを開いてオイルをフィルター システムに排出します。
   • 工業用ポンプには排水用のボールバルブが付いていませんので、付属の六角レンチを使ってドレンネジをゆっくりと開き、オイルをフィルターシステムに流し込みます。この作業中は、ポンプの下にキッチンタオルや吸水性の紙などを敷いておくことをお勧めします。こうすることで、回収容器に入りきらないオイルをキャッチし、汚れを防ぐことができます。この手順を踏まないと、ポンプの底にオイルが溜まり、漏れと間違えて後から掃除するのが難しくなる場合があります。
   

3. オイルの濾過

   • 油がプラスチックのピッチャーに濾過されるまで待ちます。

4. ポンプの補充

   • 濾過したら、オイルを再利用してポンプに補充します。
   • サイトグラスでオイルレベルを確認してください。適切なレベルに達していない場合は、新しいオイルを補充してください。